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2014年 10月 31日
Fakie Cast (Switch Cast)
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くたびれたフリースのグローブをリュックに入れるたびに今シーズンこそは
新しいものに買い替えようといつも思うのだけれど・・・

早朝のキーンとこめかみが痛くなりそうな冷え込みの中で準備をする。この時期になると薄手のダウンも僕には欠かせない。
そして冷え込みを予想して用意していたZUCCaの薄手のニットを被ることにする。アウトドアやフィッシングブランドのウエアも
カッコイイとは思うけれど、季節は秋深まっているのだからウエアチョイスにも少し遊び心が欲しくてね(笑)
ゴワッとして少し窮屈に感じられるウエアを着込むと、いよいよ北海道らしい釣りが始まるようなそんな思いで僕はワクワクしながらポイントを目指す。

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太陽がゆっくりと上昇し辺りが完全に明るくなる時間帯になると急に上流からの強風が吹きつけるようになる。
下流から上流に向かって右岸側に立つとすると僕は右利きだからフライをキャストした場合アンカーが風によって右半身ギリギリをかすめていく。
何度もフライが背中を叩くようになり、酷いときにはパチッと音が鳴るくらいの勢いで首や頭にティペットが巻きついたりするものだから
フックが顔周辺のどこかに刺さっていないかとハラハラしっぱなし。
こんな状況のときは下流側にアンカーを落として、クロスフォームでキャストをすればよいと思うのだが、なかなか僕には難しくてね。余計な力の入り方なんだろうけども
フライはまったく飛ばないし、ボールを投げる女の子なみの違和感満点の何とも言えないようなフォームになってしまう。
いつも少しだけ練習しているのだけどちっとも上達しないのだから毎回すぐにあきてしまって。
スノーボードをやっていたときもそうだった。通常の逆側で滑る場合にはスイッチだとかフェイキーだとか言われるが1シーズンほど、みっちりと練習したことを思い出す。
スノーボードの場合は自分なりに上達を感じられたからなんとか克服は出来たつもりだけど・・・
スペイキャストにいたってはスイッチ、フェイキーキャストと言うのかは分からないけれど、もしかするとクロスキャストと言うほうがしっくりするのかもしれない。今回は必ず習得したいと思うそんなコンディションだった。

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午前中は魚からのコンタクトはまったく無かったように思う。
本当ならフライを変えてねばるのだろうけど、僕はまったくといっていいほど結んでいるフライは変えない。それは自分が望んでいる理想の釣りがしたい、ただそれだけの理由かもしれない。
今回も、根掛かりをしてフライをロストしたとき以外は新しいフライを結ぶことはしなかった。きっと前日の天気予報で全道的に初雪を観測するとのことだったから
なるほどなと僕は遠い山々を眺めてみる。天気予報どうりに薄っすらと山肌が雪化粧をしている。
ウェーダー越しから感じられる水温は前日と、さほど変わらないような体感温度だったけれど、きっと水温は急激に下がっていたのかもしれない。
午後になって少しは寒さが緩んだように思えるが、あまり期待はしない。札幌までの帰路を考えると、もうロッドをたたむのも悪くないと思い
最後のポイントで数回だけフライを流してみる。小ぶりな魚が顔を見せてくれたのはすでに西日が眩しいころだった。
あどけない小さな魚体の模様は西日に照らされてなんとも綺麗な色彩でカラフルなフライも一緒にファインダーに収まると寒さでこわばっていた僕の表情もついつい緩んだように思える。

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Tord Gustavsen Trio - Token Of Tango

Tord Gustavsen Trio - Deep As Love




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by bolocyan | 2014-10-31 22:09 | 釣りのお話 | Comments(0)
2014年 10月 30日
カッパの川流れ
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今年の夏にtakeponに古いストッキングタイプのネオプレン製のウェーダーを貸したところ、ピンホールなのかシーリング部分か分からないけれど右足がぐっしょりと濡れていた。
十勝川の流れは勢いがあるというか、とにかくトルクフルな流れでタイトなウェーダーのタイプの方がやはり歩きやすと僕は釣行に備えて水漏れの修理をしてみた。
青空満点の空模様でも放射冷却の影響で、フィールドはぐっと気温が下がっていたように思える。ピリッとした寒さのなかで僕は新しいポイントを探して冷たく、とにかくトルクフルな流れに
そっと足を踏み入れる。壮大な十勝川に遊びに行くたびに僕は以前に遊んだポイントではなくて新しく見つけたポイントでロッドを振るようにしているから
毎回新鮮な気分で楽しめるのだと思う。

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先ほどまで雲ひとつない青空に厚い雲がどこからともなく大粒の雨と一緒に集まってきた。この日は青空と大粒の雨が交互に変わる天候だった。
そして、大きな流れの二つ目の新しく見つけたポイントをひと流ししたころだった。ふと下流に目線を向けると、また僕の大好物な大きな流れが目に留まった。対岸側からキャストをして
フライを流れに乗せると、もしかしたらと僕は対岸まで渡れるところをぐるっと見渡して探してみる。
最後にいつ穿いたのかも忘れてしまったスリムなウェーダーはすこぶる好調で少し無理をすればと、僕は浅はかなウェーディングを開始する。
徐々に流れがきつくなり、スリムなウェーダーでも水の抵抗は容赦しない。対岸まであと少しだったと思う。気がつけは僕の視界は広がる地平線のように水面しか見えない。
以前にも、危機的状況を何度か経験したこともあるけれど、どうやら今回もそのような状況と僕は十勝川の流れに乗りながら状況をやっと把握する。
きっと僕のトロイ頭の中でもその時の状況ではフル回転していたのに違いない。ただ、そんなときでもあまり僕はパニックにならないんだ。少し背泳ぎに近い体勢をとって下流の流れを確認する。
あとは流れ逆らわず、ただただ舵をとるようにカッパ的な平泳ぎをしばらく続ける。
およそ10メートルほど流されたのか、つま先が石に当たる感触があった。ずぶ濡れで川岸にたどりついたときはアドレナリンであまり寒さは感じなかったし、
僕は息切れとともについついニヤニヤしてしまう。外遊びはアドベンチャーだから、きっと僕はリトル植村直己になったような気分だったよ (笑)
たとえば、イヤホンをして音楽を聴きながらでも安心して道を歩ける日常ではこの感覚はないですし、発展途上国で同じことをしていたら、車やら牛に轢かれてしまう。
だから僕は外遊びがたまらなく好きなんだと思う。こんな状況を体験すると自分の持っていた本能的な、潜在的な感覚を再確認できるように思うからね。

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一呼吸おいたあとに時間を確認するも正午にもなっていなかった。僕は車に戻りさっさと着替えをすませたのだけど予備のズボンを持ってくるのを忘れていた。
まだまだ、アドレナリンの分泌は続いているのかやはり寒く感じないし、どこでロッドを振ろうかと、もう考えている。
そして、新しいポイントを見つけるために車を走らせた。次に見つけたポイントもこんな流れでもしも魚が掛かったとしたら、さぞかし楽しいと思える流れだった。
ウェーディングもいつもより少しばかりか慎重になっていたがあまり反省していなかったと思う(笑)。今度こそはと大きな流れに向かってキャストを繰り返す。
時折、フッフッと枯れ葉がスイングをしているフライに触れる。そして、クンッとティップがあおられるが、そのたびに僕は少しだけロッド立てて確認するが生命感はロッドには伝わってこない。
どれくらい一連の動作を繰り返しただろう。もう一度対岸45度方向にキャストをしてフライを流れに馴染ませる。
やがてフライは僕が立っている下流側ヘとスイングが始まる。そろそろスイングが終わってリトリーブをしようかと思っていたころにロッドを持つ手にガツンと衝撃が走る。
とくに下流に走るわけでもないし、ヘッドシェイクも感じない。僕は根掛かりかとため息まじりで、もう少しロッドを立ててみる。そのときにやっと生命感がロッドから手元ヘと伝わってきた。
HARDY St.JOHN MK2 3 7/8の音色は乾いた秋の青空に気持ちよく響いていた。秋らしいコントラストの彼女を見送ったあとには濡れたウェーダーで、すっかり体が芯から冷え切っていた感覚を
僕はようやく取り戻すことになる。
そして、ウェーダーの修理が出来たのかどうかはその日はまったく確認は出来なかったけれどネ (笑)・・・

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59.86→59.99

PS.  takepon、僕はLサイズのウェーダーの股下はピッタリだったよ W
ジャケットの陽気なデザインのように、また僕はハッとしたことも忘れて危険なウェーディングをしてしまうのだろうなぁ~ W

Chiara Civello - Una sigaretta

Chiara Civello - Con una rosa
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by bolocyan | 2014-10-30 23:37 | 釣りのお話 | Comments(0)
2014年 10月 11日
Gerardo Frisinaの心地よいサウンドが耳に残りながら・・・
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2週続けての十勝の遠征は少しばかり筋肉痛が残る。
先週に十勝を訪れたときは用事のついでの遊びだったから大きなドライフライで遊んでもらおうとも
大きな魚が遊んでくれようとも余裕がない。
「一応タックルを車に積んでおこうかな」がそもそも間違えだったと思う (笑)
大きな魚の反応はよかったものの写真さえ写す余裕もやはりなかった。
たぶん、日帰りの川歩きはもうしないと思う・・・ (笑)

TMC 200R 6番

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僕は最近お気に入りの秋らしいオレンジ色のチェック柄にパンダのデザインがなんともカワイイENJOIのキャップを被って
コンパウンドで磨き上げたHARDY St.JOHN MK2 3 7/8からスカジットコンパクト540grインタミのラインを引き出して水位が下がった本流に挑む。
季節も本格的な秋に向けてハラハラと落ちる枯れ葉の音で耳からも季節がわりが感じられた。

秋の日差しが水面に反射をしてとても眩しい流れの中を僕は黙々とウェーディングをしてポイントを探す。
ティペットの先に結ぶフライのチョイスは僕にはあまり重要ではないからフライボックスの端から順に結んでいく。
緩やかにカーブを描いていて流れが広がっているポイントではコカゲロウ達が舞っていて日中でも時折魚達がライズをしている。
もしかするとライズを繰り返している中にトロフィーサイズがいるのかもしれないが、僕がねらっている彼女はおそらく川底でゆったりと泳いでいることを願ってキャストを繰り返す。
何度かラインメンディングをしてはゆっくりとフライをスイングさせるイメージで魚からのコンタクトを待ち続ける。
二回目のメンディングをしたころかグンッとティップに魚からのコンタクトが訪れる。
3.4回のジャンプと3.4回の疾走でリールからはなんとも心地よいラチェットサウンドが奏でられた。
本流では、あどけなさが少し残る顔つきだけれども理想にしていた相手だから僕はタバコに火をつけて彼女が
戻っていったポイントをしばしの間眺めてみる・・・

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59.85

CSoul - Rock Me Baby (Move Like This)

Uncool Bob - Metro Ride (future jazz mix)


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by bolocyan | 2014-10-11 20:27 | 釣りのお話 | Comments(0)