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2012年 08月 19日
夕涼み
じゃぁ ココで一息

釣れたソレを1匹 ネコ達にプレゼントするのが、そこでの日課だった

昼間の灼熱が・・

ソレは暑いとか眩しいとかじゃなく、まさしく紫外線そのもの

その余韻は夜でも部屋には残っていて

クーラーが苦手な僕は決まって家から徒歩5分のエメラルドの色をした海にロッドを持って

夕涼みをしていた

湿度100%のぬるい まったりとした潮風であるがボクにはとても心地よい

電灯に照らされている黒い透き通った海には、小学生の頃に使っていたジャポニカ学習帳の

表紙になっていた

ミノカサゴや熱帯魚が沢山 浮かんでいて 見たこともない毛虫のような生き物がいたり 時折、

ウミヘビも顔を出したり・・  

そしてネ、そんな光景にも慣れてきた頃にその衝撃的なモノを目撃する

やはり夕涼みがてらにアオリイカをヤッテいた時で・・

無数の赤い目が電灯の光に照らされて俊敏に水中を駆け回る・・

時にはハデなライズもして  その初体験の光景に興奮をしたのを覚えている

すぐに、部屋に戻り 持っているルアーをかき集め 再び ソコ を凝視する

暗闇の中 ハッキリ目では捉えていないが ライズ音からすると それなりの魚だと確信したので

予想した魚体に合わせてのルアーセレクト 

けれども、アタリはあるものの中々ヒットまで繋がらない 

そこで一番小さいルアー付けて表層を流してみる

そのヒキは北の魚で例えるならばニジマスそのもので、走るし飛ぶしのアスリート

ボクが遊んだのは平均60センチくらいで大きいものでは70センチくらいのモノ

形はターポンそのもの パシフィックターポンそれだった 

それからは夜の遊び相手に・・・

今思うと、持っていったフライ道具をダンボールから出せばよかったと後悔しているが

常夏の凶器的な気温の前ではとてもそんな気分になれない

そんな毎日・・・


ATFC - I Called U

by bolocyan | 2012-08-19 20:08 | 釣りのお話


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